この東京ヤクルト2連戦(1試合は雨天中止)は、2連敗です。
逆転、逆転、逆転と僅差での試合展開でした。
最後は、まともな野球をやって「流れ」を呼び込んだチーム(東京ヤクルト)が勝ったということです。
内容からいって、カープが2連勝しなければいけないカードでした。

いつか見た風景

5-5の9回裏登板したスコット。
先頭1番坂口にフルカウントから四球(今日3つめの四球です、打てなければ四球で出塁、1番打者の鏡です)。
2番山田はショートゴロだが、2塁セーフ。
3番青木はライト前だが、ランナーホームへ返れず、ノーアウト満塁。
4番村上にレフトへサヨナラ満塁ホームラン。
1アウトも取れずにサヨナラ負けです。

まるで、ビデオテープを見ているようでした。
そう、開幕カード(横浜DeNA戦)の3戦目、1-0カープリードの9回裏です。
先頭ソトにライトフェンス、佐野にライト前、ロペスにもライト前、そして宮﨑に右中間サヨナラヒットで、1アウトも取れずに逆転サヨナラ負け。

抑えのピッチャーは、永川勝浩や中崎翔太のように、ランナーを出して、ハラハラさせてもしっかり抑えるのが「抑え」というものです。

これでは、スコットは抑えのピッチャーとしては不適格といえます。

スコットの今シーズンの登板は、
開幕2戦目(横浜DeNA戦)、10-4カープリードで初登板。
先頭にレフト前、1アウト後センター前に打たれ1失点しています。(が、カープは勝っています)
次の登板(2回目)は、翌日の3戦目、上記のように先頭を出して逆転サヨナラ負け。
3回目は、6月24日の東京読売戦、5-1カープリード、先頭を空振り三振、無得点に抑えます。
4回目は、翌日、6月25日の東京読売戦、5-5の延長10回、先頭をセカンドフライ、無失点に抑え引き分け。
5回目は、今日、先頭四球で出塁、サヨナラ満塁ホームランを食らいました。

先頭打者を出塁させると、必ず失点します。
先頭打者を出した3回の内、2回はサヨナラ負け。
僅差で登板した3回に内、2回はサヨナラ負け。
まともに抑えたのは、大量リードで登板した2回だけ。

これでは「抑え」といえませんね。

(追記 7.03)スコット投手は、2軍降格になりました。
佐々岡真司監督
「今の状態では精神的にもきついだろう。1回しっかり調整して自信を持って投げられるようになってほしい」と、語りました。
では、抑えはどうするの?
今後の抑えは「その日その日で変わってくる。固定はできないと思う」だそうです。

九里亜蓮、力投したが

先発・九里亜蓮、前回(6月24日、東京読売戦)力投で7回投げて初勝利あげました。
今日も上々のすべり出し。

3回表、カープ打線は4連打もあり4点先制。
しかし、直後の3回裏、1アウトから代打西田に初球をレフトスタンドにホームラン。
4回裏には、先頭から2連打で、1失点、更に5番西浦に2ランで同点にされます。

肝心なところでホームランを浴びました。
打たれても抑える、これがエースですが、九里亜蓮はまだまだですね。

この流れで、6回表、めずらしく今日2番スタメンの安部友裕のライト前タイムリーで1点リードしても、7回裏、また西浦にフランスアが同点ホームランを打たれました。

そして、9回裏、満塁サヨナラホームランに繋がしました。
あぁーーーあ。ですね。
(まぁ、わたしは、同点にされた時から、負けると思っていましたが・・・・)

それにしても、東京ヤクルトの西浦、このカード始まる前は、たしか打率1割台。
このカープ戦、8打数3安打、3安打全てホームランです、逆転、同点、同点です。
通算18打数5安打4ホームラン、うち3安打3ホームランがこのカープ戦。
特定選手に、しかも低打率の選手にこれです。情けないですね。

2020年 7月2日(木) 東京ヤクルト 9x-5 広島 サヨナラ負け

18:00~ 神宮球場 対戦成績0勝2敗、通算成績5勝5敗1分、5位、首位東京読売から2.5差
九里亜蓮 5回、25打者97球7安打5三振2四球4失点
塹江敦哉 1回、4打者15球1三振1四球0失点
フランスア 1回、4打者20球2安打1三振1失点
菊池保則 1回、3打者18球2三振0失点
スコット 0/3回、4打者13球3安打1四球4失点、2敗
試合時間:3時間26分