堂林翔太、試合前まで今シーズンたったの2安打(23打数)、打率は1割にも届いてないたったの8分7厘。
春先には、今年こそ、今年こそ、を繰り返してきた選手、堂林翔太。
もうとっくに忘れられた(?)選手が、サヨナラヒットですよ。

負ける雰囲気が球場中に漂っている終盤も終盤でした。

9回裏、先頭鈴木誠也がライト前、代打野間峻祥が送りバント、今日先制ソロホームランを打っている長野久義は申告敬遠で1アウト2塁1塁です。

ここで、前打席代打で空振り三振している堂林翔太が打席に入ります。
ここで打たなきゃどうする!背番号7!
振り抜いた打球はレフト正面か、と思ったらレフト福田の左を抜けていきました。

カープ、今シーズン11度目のサヨナラ勝ちです。
球団タイ記録だそうです。

堂林翔太、この一打で吹っ切れて上昇気流に持っていきたいですね。
と、春先だったらいいたいけれど、季節はもう秋、どうなんでしょうか・・・・・

先発野村祐輔、6回を2安打好投といいたいが、季節はもう秋。
どうしても勝たないといけない、ということで先発は中5日で登板。
打線は、なりふり構わず、右ピッチャー用、左ピッチャー用のスタメンを組んでいます。

ここで奮起して、キッチリ投球しなくてはいけないのに、2点リードしていたのに、6回野村祐輔、野村崩壊パターンで今日も崩れました。
これも春先だったら、次の試合のために学習して鍛え直せ、ということになるのだが、もう秋ですよ。

6回、2アウトからです。
高橋にセンター前、阿部にレフト前、2アウト2塁1塁。

連打、またはヒット、四球、または四球、ヒットなら崩れます、野村祐輔は。
過去の実績でわかりきっています、何回あったでしょうか。

ここでズバッと交代です。(勝つためには)
でも緒方孝市監督、佐々岡真司コーチは代えません。
まぁ、エースだし、あとひとりだし、アウト取ってくれよ!という祈りの采配です。

案の定、カープ戦によく打つ平田に四球を出します、2アウト満塁です。
ここで代打堂上にライト前同点タイムリーを打たれました。

2アウト満塁で点の取れないカープと違って、点を取りました、中日は。

カープは、今日も、7回に2アウト満塁から長野久義が見逃し三振。
8回も2アウト満塁から菊池涼介がショートゴロ2塁アウト。

どちらかで点を取っていれば、楽に勝てていたはずなのに。
特に菊池涼介は、5回サードファールフライを高橋が落球して、レフト前ヒットを打っています。
7回には、ショートゴロを京田が1塁悪送球で出塁しています。
「運」もあったのに、肝心なところで・・・・・です。

まぁ、2位から日本一を目指すカープ、何はともあれ勝ってよかったです、という試合でした。

2019年 9月12日(木)18:00~ 広島 3x-2 中日 (マツダスタジアム)
対戦成績14勝9敗、通算成績68勝64敗3分
3位、首位G、M7から5.0ゲーム差、2位Deまで0.0ゲーム差

野村祐輔 6回26打者107球7安打5三振3四球2失点
中村恭平 1回5打者14球1安打1三振0失点
菊池保則 1回5打者25球1安打1四球0失点
フランスア 1回4打者13球1安打1四球0失点、7勝6敗
ホームラン:長野久義4号(4回=先制ソロ)