わたしは、シーズン前から、黒田博樹は今年限りだろうと思っていました。
それが、実際になると寂しいものがありますね、やっぱり。

黒田博樹は、約束を守ってくれました。

2006年、FA権を取得し、他球団へ行く可能性があった時、ファンの力(大きな横断幕、番号15のプラカードなど)が大きく影響しました。
「僕が他球団のユニフォームを着て、カープファンの前で、カープの選手相手にボールを投げるのが自分の中では想像できない」
と言って、残留してくれました。

2007年に、アメリカ、ドジャースへ移籍する時も、
「戻るならカープしかない。最後の一球はカープで投げたい」と言って、アメリカに旅立ちました。

わたしは、3年か、5年で戻ってくるだろうと思っていました。
年齢を考えたら、これくらいがカープにとって一番いいであろうと勝手に思っていました。
しかし、7年かかりました。

が、黒田博樹は、約束を守ってくれました。

そして、去年(2015年)、今年(2016年)と、最後の力を振り絞りカープのために投げました。
特に今年は、若手投手陣にも、積極的に黒田博樹のすべてを伝えたと聞きます。

カープのセリーグ優勝、野村祐輔の最多勝は、黒田博樹なくして獲れなかったんじゃないかな。
無形の良い影響をカープのために残してくれました。(まだ、日本シリーズがありますが)

黒田博樹、ありがとうございました。

またいつの日か、カープのために力を貸してください。