カープへ流れは戻らなかったですね。
というか、完全にストップしましたね。
札幌初戦の躓きがそのまま続きました。

普段通りのカープ野球はいいのですか、ペナントレースとは違う戦い方というのもあります。
そこの「小さな気づき」と「采配」がなかったですね。

栗山監督と緒方孝市監督の違いが出ました。
栗山監督は策士であり、緒方孝市は「祈りの采配」でした。
「ここという場面」ての「策」の打ち方が違いました。

初回の攻撃が、普段のカープ野球です。
早めに追加点を取って、しかも大量点を取ることです。
勢いづいている日本ハムは、終盤追いかけてきます。
シリーズに入って、リリーフ陣が少し狂っています、カープは。
だからこそ、前半でリードし、終盤は追い上げられてもあと一歩届かず、という試合運びが必要です。

中4日で不安視されたジョンソンが打たれながらもゼロに抑えてるうちに、追加点が必要です。
これが「キモ」でした。
しかし、ハムの2番手、メンドーサに手も足も出ませんでした。
先発加藤を早めに見切った栗山の勝ちです。

試合中での修正が全くなかったです、カープは。
1点では、このシリーズでは守り切れません。
チャンスがきたら「あと1点」を死ぬ気で取りにいく采配が必要です。

キモは、7回、9回にチャンスで石原慶幸に回ってきた時です。
このシリーズ、石原慶幸は、リーヂはともかく、打撃ではまったくといっていいほどダメ(ここまでノーヒット)です。
緒方孝市監督の頭の中には、リード面を優先したのでしょう、きっと。
頭の中で、「もうそろそろ打ってくれるだろう」とただただ祈っていたのでしょう、きっと。
でも、札幌では、流れは完全にハムです。
札幌では、1点を守り切れるリリーフ陣ではありません。

ならば、1点でも多く点を取りにいくべきです。
なぜ、代打を出さなかったのでしょうか。
疑問です。

結局、札幌初戦の外野守備陣形のミス采配が最後まで付きまといました。

今後かすかな希望は、ホーム広島に帰ってくることです。
1日では、切り替えることの出来なかったカープ。
移動日で切り替えられることができます。
いや、切り替えましょう。

地元もカープファンの後押しもあります。
頭も切り換えて死に物狂いで、土曜日は勝ちに行きましょう。
普段のカープ野球にちょっと調味料を加えた「采配」で勝ちに行きましょう。

10月27日(木) 18:00 北海道日本ハム 5x-1 広島 (札幌ドーム)

広島カープ   1 0 0 0 0 0 0 0 0  =1
北海道日本ハム 0 0 0 0 0 0 1 0 4x =3  サヨナラ満塁ホームラン

ジョンソン(6回、95球4安打3三振2四球無失点)→今村猛(1回1安打1三振1失点)→ジャクソン(1回2三振完璧)→中崎翔太(2/3回、2安打1四球1死球4失点、1敗)

※リリーフ陣
今村猛、5試合連続登板、そりゃぁ打たれる時もありますよ。
ジャクソン、今日は完璧でした。
中崎翔太、敵地での大応援の中です(マツダの逆)。
最後は、もっと落ち着くまで間を取っていれば・・・・・

次からは、ホームです。
いつものように振る舞いましょう。